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若年性認知症(ピック病)の父の笑顔

父が若年性認知症と診断されてから6年目。
診断時に数年前から発症していた(家族は気付かず)であろうと言われているので
病気との付き合いも10年近いのかな。

先月の上旬、中旬と実家へ顔を出した時は、
会話はできないものの自分で歩きトイレにも通えていた父。
それが先月下旬(4月22日)デイサービスの帰り道に急に走り出し転んでしまったそう。
右眉の上を4針縫うけがをしてしまいました。

かれこれ10日ほど経ちますがまだ、腫れが引かず、右目は半分しか開きません。

怪我をする前は、自分で歩け立つことも座ることもできた父ですが
怪我をしてから「ガクン」と。ほとんど寝たきりに。
「お父さん」と声をかけると「うん?!」と返事をする。
「痛む?」と言いながら傷口近くに触れると「そうだな」と言いながら右目から涙を流しました。

母は、「痛いのも分からないみたい。どうしてこんなになっちゃったのか」と
父の前で言うのでちょっと切ない。
確かにたまに来て、おしゃべりしたり着替えを手伝うだけの私と
365日介護している母とは気持ちのゆとりが違うから仕方ないけれど
「お父さん、言葉に出せないだけでわかっているから」と話してきました。

母が、ベッドの上に父が同級生と撮った写真を飾ってくれています。
父は、その写真を眺めながら「あれだな」「あ~」「だめだな」言葉を発します。
だから「ああ、同級生だね。お祭りの写真だね」なんて話しかける
目をキラキラさせて嬉しそうな顔をしてくれます。
ここ連日実家へ顔を出していますが昨日より今日の方が表情も豊かに(^^)
少し、元気になったかな?

それでも自分で座ることも立つこともできず抱き起そうと
「私の肩に手をまわして、つかまって」と言うと笑いながら私の肩を叩くんです((笑))
娘に抱きかかえられるのが恥ずかしいのかしらね?(笑)
仕方なく、肩を抱えて起こしましよ~。


ピック病と診断され、ネットで色々調べると
前頭葉の機能が低下。感情や欲求を抑えることができなくなり、
自分の思うがままにふるまう行動が出る。側頭葉の機能が低下。
ことばの意味がわからなくなったり、話すことができなくなるといった失語の症状が出る。
さらに・・・感情を抑えきれないことから大声をだしたり暴力をふるったりという
症状がでることもあると知りどれだけ不安だったことか。(ピック病だと施設に入れないとか?!)

症状は人それぞれ。
確かに欲求を抑えきれず食べ物があればあるだけ食べてしまうことはありますが
父は一度も大声を出すことも暴力をふるうこともなく現在に至っています。
言葉の数は減り、緩やかに体力も衰えはじめましたが
まだ、問いかけに表情で答えてくれます。
そう、赤ちゃんみたいに(笑)

今回の怪我をきっかけに思ったのは、時間がある時にではなく、
時間を作って少ない時間でも顔を出して行こうと思います。
同じ時間を過ごしてあげることで少しでも父が喜んでくれたらと言いつつ
私自身が後悔しないためでもあります。
実母(私中2で他界)にしてあげられなかったから・・・。



# by Quatre-familles | 2012-05-01 23:51 | 宝物 | Trackback
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